2024-05-08 名本 俳句についての本はさまざまあるが、参考書のコーナーにも「名本」がある。 古典解釈シリーズ「俳句 俳文 俳論」だが昭和54年の出版。最初のページの解説の文章からして、読みやすく、無駄がなく、そして面白い。芭蕉 蕪村 一茶を中心に。 本文に至っては、現代語訳、出典、解説と、これがまた読みやすい。単なる勉強用の本とはちがう。 頭やわらかく、面白みいっぱいの本である。 参考書であるがゆえ、なかなか「名本」と呼ぶ人も少ないだろう。