芭蕉編 蕪村編 一茶編と読み終わりました。
芭蕉 蕪村編までは、勉強という感じで読み進めましたが、
一茶まで来ると、そこを一歩抜けて、笑いまで出てくる楽しみがありますね。
一句だけ、自分なりに選んでみると
芭蕉 「秋深き隣は何をする人ぞ」
蕪村 「公達に狐化けたり宵の春」(公達とは貴公子のこと)
一茶 「大根引き大根で道を教えけり」
一茶は、この本には出てませんでしたが
「名月を取ってくれろと泣く子かな」なんて言う、いい句もありますね。
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俳句趣味の中では、どんな句でも味わい深く、感じとれますが、
現代まで来ると「面白く、絵が浮かび、シンプルで、深く、語呂がいい」
俳句の楽しみとして、そんな句が残っていくかもしれません。